お喋りが上手な鳥といえば、ヨウムや九官鳥のイメージが強かったのですが、セキセイインコがこんなにお喋りするなんて・・・!
歌を歌うコや昔話を話すコなど、上手にお喋りをするインコちゃんには感心します。
インコちゃんにも個性があって、どんどん言葉を覚えるコもいれば、あまり興味がないコもいますよね。
ウチのコは言葉のレパートリーは多くないものの、毎日元気にお喋りしています♪
我が家のセキセイインコがお喋りを覚えるまでを振り返ってみました☆
インコのお喋りの兆候
チュッチュ先生をお迎えした老舗のベテランママさんに「しばらくするとゴニョゴニョと始まるよ」と言われていました。
さし餌を卒業し、ひとり餌になりしばらく経った頃・・・生後2ヶ月くらいかな?
鳴き声とは違う、ゴニョゴニョモゴモゴとした音を出すようになりました。
何を言ってるのかは聞き取れませんが、鳴き声とは違う何かを発しています(笑)
もしやベテランママさんが言ってたのはコレのこと?
インコがお喋りを覚えるまで
我が家では、ゴニョゴニョと始まってから、自信を持ってお喋りを披露してくれるまで時間がかかりました。
また、インコちゃんはお喋りの練習風景を見られたくないようですね。
何かを話してるので見ると、ピタッとやめます。
まるで「だるまさんが転んだ」をやってるかのようにw
見るのをやめると、またゴニョゴニョ始まり・・・
周りに誰もいなくなり、ひとりになったタイミングで猛練習を始めます(笑)
なので自主練を始めた時は、
- 見ない
- 一人にしてあげる
ようにしています。
自信を持ってお喋りができるまでは、聞かれるのが恥ずかしいのかもしれないですね。
練習風景を聞いていて「十分上手だよ◎」と思っても、納得がいくまでは目の前で披露してくれませんw
インコのお喋りの変遷
まず、ゴニョゴニョ、グジュグジュと鳴き声とは違う何かを発し始めます。
なんとなくですが、本人(鳥)も思ったように発声できなくてもどかしいように感じます。
そんな期間がしばらく続いたある日、
「あれ!?今、もしかして自分の名前言った!?」
確信は持てないけど、聞き取れるくらいになりました。
ここからは上達が早いように思います。
色々な言葉を、どんどんハッキリ喋るようになりました◎
言葉のレパートリーは増えていきましたが、基本的にはケージの中でひとりの時にしかお喋りしませんでした。
ですが、私たちと同じように言葉でコミュニケーションを取りたいのかな?
指に乗せて話しかけると、まっすぐコチラを見て、クチバシをモゴモゴ震わせて何か話したそうにしています。
話したい!でも恥ずかしい・・・(インコ心の声:うまくできるかな?)
葛藤を感じて、すごく愛おしかったです♡
そんな事が数日続き、いつも通り指に乗りクチバシを震わせながら何か言いたそうに見つめてきたある日。
「好き」
そう一言残し、飛び立っていきました(笑)
勇気を振り絞ったんでしょうか。
本人は言葉の意味もわからないだろうけど、その一言の言い逃げが可愛くて嬉しくて仕方ありませんでした♡
ケージでひとりでモゴモゴ
↓
言葉を聞き取れるようになる(同じ空間にいると喋らない)
↓
同じ空間にいても喋るけど、見ると止める
↓
何か言いたそうにクチバシを震わせ、見つめてくる
↓
放鳥中もお喋りするようになる
ここまでくると、だいぶ自信をつけてきたのか、会話のように掛け合いをするようになりました◎(基本、オウム返しですが・・・笑)
ひとりでいる時のお喋りは激しく、テレビがいらないくらい。
テレビや音楽流してても、お喋りでかき消されますw
ひとりでいる時と周りに人がいる時で、お喋りのレパートリーも変わります。
ひとりの時はいろんな言葉を喋るけど、周りに人がいると上手に喋れる言葉を厳選しているように感じます。
お喋りも遊びの一環として楽しんでいる様子で、ノリノリで首を振りながらお喋りしている時もあります。
このモードに入っている時は、見てても気にせずにマシンガントークを続けていますw
完全に自分のお喋りに酔いしれてるご様子(かわいい♡)
今では指に乗り、片足収納してリラックスしながらお喋りしてくれるようになりました◎
声も変わり、お喋りも上手になって成長を感じます♡
インコがお喋りを覚えるスタイル
インコがお喋りを覚えようとしている時には、話しかけると唇にピッタリとマークして、話しかけるのをやめると唇を噛んでせがんでくると本などで見ていました。
まさにその通りでした(笑)
放鳥時に話しかけると、自分が興味ある言葉の時には唇をじっと見つめてくるか、唇にクチバシをピッタリとくっつけてきます。
こちらが疲れて途中でやめると、唇を噛んで「もっとやれ!」とせがんできます。
同じ言葉を何度も繰り返し言わされるのは、ちょっとした修行のような時間ですw
座禅の時に棒で打たれる警策のような・・・
そのくせ自分が飽きるとスパッとやめるし、覚える気分じゃない時にしつこく話しかけると噛まれるし・・・そんな自由なところも可愛いです♡
インコが覚えやすい言葉
インコが覚えやすい言葉ってあるんでしょうか?
ウチのチュッチュ先生を見ていて思った、おしゃべりの傾向を紹介します。
パ行の言葉は覚えやすい?
インコは「パ行」の言葉が覚えやすいと耳にします。
「パ・ピ・プ・ペ・ポ」の音が聞き取りやすく、覚えやすいと言いますね。
インコの名前も、これらの音が入った名前はよく耳にします。
ピーちゃんとかポポちゃんとか・・・かわいいですよね♡
実家で飼っていたインコの名前が「ピーコ(オス)」でしたが、よく「ピーコちゃん♪ピーコちゃん♪」と話してました。
人間でも割と発音しづらい「カ行」の言葉、特に教えようともしてないのにチュッチュ先生は喋ります。
「カキカキ好きだね」とか(笑)
カキカキなんて発音しづらいのに・・・ちなみにカキカキされるのは本当に好きですw(ただしケージ越しにしかさせてくれない)
自分の名前は覚えやすい?
チュッチュ先生が最初に覚えた言葉は、自分の名前でした。
一番多く話しかけてる言葉が名前だからかもしれません。
インコは自分の名前を認識してる・・・なんて言われてますよね。
名前を呼ばれると返事をしたり、反応するコもいるみたいですね◎
自分の名前だとわかって話してるのでしょうか?
リズミカルな言葉や音は覚えやすい?
ウチでは某自動車CMソングの「トントントントン♪」を口ずさんでいたのですが、食いつきが良かったですw
「トントントントン♪とみ(自分の名前)2トン♪」とアレンジしています。(36gしかないよ・・・)
僕がよくやってるビートボックス、ボイパにも興味津々です。
もう僕より上手いかもしれません。
教えてない言葉を喋る
教えてないのに、いつの間にか言葉を覚えていてビックリする事があります!
中でも驚いたのが、
「浅草行きたいです」
「浅草行ったよ」
「浅草いたかったです!」
の浅草シリーズw
BGMで流していたテレビで覚えたのでしょうか(笑)
ちょっと止めてもらいたいお喋りが、
「(大)地震ビックリした!」
偶然だと思いますが、この言葉を話すと近いうちに地震が来る傾向があります(泣)
預言者?w
他にも、私のクシャミや咳を覚えていて、おしゃべりに混ぜ込んでくるのでリアルです(笑)
良い言葉は覚える
チュッチュ先生は、褒め言葉はすぐに覚えます(笑)
「かわいい」「かっこいい」「かしこインコ」など・・・
たまーに悪いことして「わるインコ!」と言う事がありますが、「わるインコ」は絶対に覚えませんw
女性の声の方が覚えやすい?
インコは高い声の方が覚えやすいと言いますよね。
我が家でも、私の話しかけた言葉・トーンでおしゃべりしている事が多いです。
教える人のトーンのまま覚えるから、誰が教えたのかすぐにわかるね。
僕のマネをする時は、声のトーンが低いよね。
言葉を勝手にアレンジする
言葉のアレンジはあるあるですね!
覚えた言葉がいろいろ混ざって、オリジナルの言葉になってます(笑)
それがまたカワイイんですけど♡
我が家のチュッチュ先生を見ていて思うのは・・・
- 自分の覚えたい言葉しか覚えない
という事です(笑)
覚えやすい言葉や、どれだけ言葉を覚えるかはだいぶ個体差があると感じます。
覚えてもらいたくて一生懸命話しかけても、興味がないと全く覚えようとしません。
それとウチの場合、オモチャで遊ぶ楽しみを覚えてからは積極的におしゃべりを覚えなくなりました。
興味の対象が変わったのかもしれませんね。
そんな事もあり、おしゃべりを教えるのは止めました。
覚えたい言葉は勝手に覚えるから(笑)
インコの言葉の覚え方
日本で初めて小鳥専門の病院を開業した、高橋達志郎先生の著書に書かれていたんですが・・・
インコは言葉を覚える時に、カメラでモノを撮ったように脳裏に焼き付けるそうです。
速読のフォトリーディングのようですね!
なので、すぐに喋らなくてもしばらくして突然喋り出すことがあったり、誰も教えてない言葉も聞き覚えていて喋ることがあるそうです。
また、一つの言葉を覚えると要領を会得してか、スムーズに言葉を覚えていくようです。
インコたちの音声は人間よりはるかに高いので、男性の声より女性の声の方が覚えやすいと言いますね。
我が家でも、私の方が話しかけているからか、私の言葉をマネする方が格段と多いです。
参考にした本はこちら
だいぶ古い本ですが、高橋先生のお人柄に触れることができて良かったです◎
昭和を感じるユーモアがあり、ほっこりしました。
インコがお喋りしなくても・・・
セキセイインコのオスはお喋りを覚えやすいと言いますね。
私は小さい頃買っていたセキセイインコがお喋りをしていたのが印象的で、またセキセイインコのオスと暮らしたいと思いました。
それがきっかけでお迎えしたのがチュッチュ先生。
お迎えする前にYouTubeなどで上手にお喋りするインコちゃんを見て、可愛くて仕方なくて、こんな風にコミュニケーション取れたらいいなぁと期待に胸が膨らみました。
でも実際は・・・チュッチュ先生は言葉のレパートリーも多くはなく、あまり覚える様子もありませんでした。
私は大きな思い違いをしている事に気づきました。
言葉を覚えてもらいたいというのは私の欲求です。
インコちゃんにその気がないのに、自分の要望を満たすために言葉を覚えさせようとするのは違うよなぁと。
なので、チュッチュ先生には言葉を教えようとはしていません。(覚えたい時は唇をピッタリマークするからその時だけw)
普段から「かわいいね」「かっこいいね」などと褒めまくっているので(親バカ)、そればかり喋ってます(笑)
お喋りするのもしないのも個性◎
いずれにしてもカワイイに変わりはありませんよね!
最低限のしつけは必要かもしれないけど、自由に伸び伸びと生涯を幸せに暮らせるようにサポートしたいと考えています。
個性を大事に伸ばしたい・・・そう接していたら、チュッチュ先生はお喋りよりもいろんなオモチャで上手に遊ぶプロになリました(笑)
おわりに
インスタなどでインコちゃんを見ていると、お喋りをするのは多頭飼いではなく、単独飼いのコが多いなぁという印象です。
インコにとって言葉をマネするのはコミュニケーションの一つ。
一緒に暮らす私たちと同じ言葉を覚え、仲間であることをアピールしているんでしょうね。
陰でひっそりと言葉を練習し、自信が持てたら披露する・・・
いじらしくて泣けます。
もしインコちゃんにお喋りの兆候が現れたら、知らないふりして思う存分練習させてあげることをオススメします◎