セキセイインコの名前の付け方。
私はまるで自覚がありませんでしたが、ヒゲオ(夫)からしたら驚き、若干引いてしまう、困惑する付け方だったようです。
そうかなぁ?そうですかね?
というわけで、まるで参考にならないであろう、「我が家のセキセイインコの名前を付けるまでの物語」(大げさ)をどうぞ!
もなむ(私)とヒゲオ(夫)のインコ名付け物語
これはあるおかしな夫婦がインコを迎えるまでの物語である。
それは、突然訪れた 〜降りてきた言葉〜
インコの名前どうしよっか?フランス語とか、フィンランド語とか、かわいい名前ありそうだよね。
そうだね、いくつか候補あげてみよっか。
リラ
ネロ
・
・
・
二人で良さそうな名前を書き出していくも、途中から感覚が麻痺して、何がいいかわからなくなる。
一旦、保留。
なんかもうさ、かっこいい名前とかオシャレな名前じゃなくて、「ウメ」とかお婆ちゃんぽい名前がかわいくない?
(もなむ、暴走する。ケメコは?ア太郎?)
え〜・・・
!!!!!!!!!
ある時突然、もなむに言葉が降りてきた。
トミは!?
え〜・・・(ドン引き)
もなむ、トミという名前の素晴らしさをプレゼンする。
- お婆ちゃんぽくてかわいい
- 呼びやすくて、ほっこりする
- トミ=富
富→財産=かけがえのないもの、豊かにしてくれるもの - トミ=TOMMY
トミー→外人風にも呼べる(笑)
呼びやすくて、ほっこりするだけじゃない!
心を豊かにしてくれる大切な家族、かけがえのない存在という意味が「富」には込められている!
外国語のオシャレな名前ではないが、呼び方によっては「トミー」と外人風にも呼べる。
よって、パーフェクト!
暴走老人(死語ですか?使い方違う?)と化したもなむ。
こうなるともう、ヒゲオには制御不能なのである。
この日から毎日、もなむによる怒涛のトミ攻撃が始まった。
早く富ちゃんに会いたいね。富ちゃんに会うの楽しみだね。
・・・もうその名前に決定なの・・?
ここでまた、トミという名前の素晴らしさをプレゼンする。
まだ会ってもいないし、見てから決めればいいんじゃない?
モウ、トミイガイ、カンガエラレナイヨ。
ダメなの?嫌なの?
うん・・だから今決めなくても・・・
こうして、セキセイインコを迎えるまで、毎日この会話が繰り返されたのであった。
後日聞いた話だと、ヒゲオは本当に「富」という名前は乗り気ではなかったらしい。
ここでは「乗り気ではなかった」と柔らかい表現にしてみたが、はっきりいうと嫌だったのである。
もちろん、もなむはヒゲオが乗り気でない事は重々承知であった。
もなむの中では99.9%、富と決まっていたが、建前上「もちろんヒゲオが嫌なら富じゃなくていいよ」と言っていた。(こわっ!)
富(仮名)との出会い
まだ見ぬ「富」を思い、ますます暴走が止まらなくなるもなむ。
口で言ってるだけではダメだ!
そこで取った行動は、実際に鳥を見に行く事ではなく、鳥かご(ケージ)を買う事であった。
こうする事で、自ら尻を叩いたのである。
こうしてヒゲオをお供に、セキセイインコのオスを求めて、ペットショップに向かったのであった。
そこで、運命の出会いを果たしたもなむ(とヒゲオ)
ペットショップに入って、一目惚れした子は、求めていたセキセイインコのオスだったのである。
お店のママさんに紹介された瞬間、もなむに稲妻が落ちた
この子が富ちゃんだ!
やっと富ちゃんに会えた・・・(泣)
かわいいね、この子がいいよね?どう思う?
足を踏みつけ、睨みをきかせ、歯向かうなオーラを出しながら、ヒゲオに訊ねる。
かわいいね。いいんじゃない、この子がいいんでしょ?
しかし、この時のヒゲオの本音は「もう決めるの!?」であった事は後で知る事となる。
「富ちゃん(仮名)」から(仮名)が消えた時
いよいよ我が家にやってきた富ちゃん。
ここまで、「富ちゃん(仮名)」としてきたが、もなむの中では当たり前のように出会う前から「富ちゃん」であった。
そんなもんだから、家に着いてからも当たり前のように「富ちゃん」と呼びかけていた。
そして悲しいかな、我が夫ヒゲオは、日頃から「富ちゃん」の名前の素晴らしさをプレゼンされ、「早く富ちゃんに会いたいね♡」と日常的に洗脳されていた言われていたからであろうか?
「富ちゃ〜ん。トミちゃ〜ん。」と当たり前のように呼びかけていた・・・(爆)ウケる
富ちゃん(仮名)が富ちゃん(仮名)じゃなくなった瞬間だった。
ヒゲオに自覚はあったのか?それはわからない。
ただひとつ言えるのは、2人して当たり前のように「トミちゃん」と呼んでいた事である。
ナチュラルローソンのように、ナチュラルトミちゃんじゃないか。
「あらかじめ決められた恋人たちへ」というバンドが「あら恋」と言われているように、「あらかじめ決められた富ちゃん」だから「あら富」だな!
そんな事を振り返って思っているもなむ。
ここでひとつ言えるのは、もなむは常にくだらない事ばかり考えている事である。
おわりに
我が家のセキセイインコの名前の付け方、いかがだったでしょうか?
もちろん名付け親(ていうか降りて来たんだよ!)の私は、すごく気に入ってます☆
驚いたのは、たいていの事は寛容に受け止めてくれるヒゲオ(イエスマン笑)が、富ちゃんという名前に地味に抵抗していたにもかかわらず、今では・・・
富ちゃんという名前以外考えられない!富ちゃん以外ありえない!富ちゃんにして本当によかった!
と大絶賛している事です。
まんまと洗脳大成功です
そう、私たち夫婦にとって、富ちゃんはお迎えする前から富ちゃんだったんです◎
こうやって漢字で名前を書くと古臭さが増しますが(失礼)、本当に私たちにとっては宝で、かけがえのない存在の富ちゃんです♡
周りの反応はと言うと・・・だいたいノーコメントですね(笑)
むしろ、「なんでその名前にしたの?」っていうのが、テレパシーで伝わってきますけどね(爆)
いいんです、他の人がどう思っても。
自分の気持ちが、思いが大事◎
富ちゃん自身はどうかって?
富ちゃんは、生まれた時から富ちゃんとして、私たちのところに来るって決まってたんだって。
だから、気に入るも気に入らないもないんだって。
富ちゃん、私たちのところに来てくれてありがとうね、大好きだよ♡