人の心って、ジェットコースターみたいですね。
嬉しい!楽しい!の気持ちから、一瞬で悲しみに引き込まれる事があります。
それは、2016年の終わり。
毎年、お正月はゆっくり実家で過ごすのを楽しみにしている私。
静かに、父から「がん」が見つかったと報告された時は、まさに天国から地獄へ突き落とされた思いでした。
ヒゲオのありえない交通事故と同じくらい、心揺さぶられ、学びの多い出来事でした。
2017年も終わりに近づき、やっと書けるモードになってきたので、心の動きを回想しつつ、文字にしようと思います。
まぁ別に書く必要もないし、書きたくない気持ちもあったんだけど、なんだか書いた方がいい気がして‥(意味不明)
突然のがん宣告
2016年の終わり、ゆっくり実家で過ごすのを楽しみに、足取り軽く帰りました。
「ただいま!」と父の元に顔を出すと、
「癌だって」
静かに一言、言われました。
大腸がんでした。
予想もしていなかった言葉に、動揺すらできませんでした。
と言うよりも、理解できなかった、受け入れられなかった、というのが正解かもしれません。
自分のした返事は覚えてないけど、すごく冷静だったのは覚えてます。
ショックすぎたんでしょうね。
「そうなんだ‥どういう事?」
がんが発覚するまで
父には、この数ヶ月前から、お腹が張ってるような、ひきつれるような違和感があると聞いていました。
別件で病院に行った際、症状を相談して検査したところ、大腸癌が発覚したそうです。
病院からもらってきた検査表には、はっきりと大腸癌と書いてありました。
そして、かなりの数のポリープがある事も発覚。
そんなそぶりは見せなかったけど、父は相当ショックを受けてるように感じました。(そりゃそうだよね・・・)
だから私も、それを察知してか、冷静に振る舞ったのかもしれません。
「癌は治る病気だから大丈夫だよ。」
父を励ますためでも、勇気づけるためでもなく、本当にそう思ってたし、自然と言葉が出てきました。
複雑な気持ちの年末年始
もし、あなたに同じ出来事が起きたら、どう受け止めますか?
医師からは、年明けに家族で病院に来るよう、言われていました。
こんな事って本当にあるんだね。
よく「まさか自分は・・・」と耳にしますが、まさか自分の家族ががん宣告を受けるなんて、想像もしていませんでした。
スッキリしない気持ちのまま迎えた、年末年始を迎えました。
家族で説明を受けに病院へ
年明け早々、指定の日に家族で病院に行き、医師から説明を受けました。
- とにかくポリープの量がハンパないこと
- 親玉とも言えるポリープが、とても厄介な場所にあること
それを聞かされた時、受け入れるしかないけど「なんで?」と、落胆の気持ちでいっぱいになりました。
年末に父から見せてもらった診断書には、はっきり「大腸がん」と記してあったけど、厳密には、検査に出してるから結果はこれからとのことでした。
医師には、
「検査結果はこれからだけど、この状況からみると【がん】だと思います。」
そう言われました‥
治療方針としては、まずは大量のポリープを、何度かに分けて取っていく事になりました。
この時には、誤診騒動など、振り回される事になるとは思いもしませんでした。
怒涛の展開になっていったんです・・・