一度は違うと言われた父の大腸がん。
再び「がん」だと宣告されて、手術する事になりました。
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再び襲う試練
手術当日。
家族も集まり、手術前の準備も整い、あとは手術室に移動するだけとなった時・・・
緊急で手術が入り、父の手術の開始が未定になりました。
この日に手術する事には変わりないけど、いつからか始められるか目処が立たず・・・
15時頃に手術予定のはずが、3時間以上経過しても音沙汰なし。
看護師さんもなんとも言えない状況で、「わかり次第連絡する」というだけ。
あてもなく待ち続ける・・・
みんな疲れてグッタリです。
バスもなくなる時間になり、仕事のあった私だけ帰るように促され、しぶしぶ帰宅しました。
座り心地の悪い病院の椅子で待ち続けて、疲れ果てた母と弟を残す事にやりきれない思いでいっぱいのまま・・・
結局、手術が終わったのは、夜中の2時頃。
医師も大変だなぁと、そんな時間まで手術をしてくれた事には感謝。
昼の2時頃に病院に来て、解放されたのが夜中の2時すぎ。
母も弟も、父も、先生も、関わる人みんなが大変だったと思います。
看護師さんの話だと、今回みたいに直前に緊急の手術が入ることはすごく稀だそう。
そこで思ってしまったのが、
「なんでこのタイミングで?
なんで私たちの時にそんなレアなことが?」
という疑問。
なんともいえない気持ちでした。
これが、私たち家族が背負ってるカルマなのかもしれないなぁと漠然と思いました。
それでも、無事に手術が終わったことに心から安心したし、感謝しかなかったです。
術後の経過も良く、無事に退院。
退院の日には、タイミングよく実家に行く事もできて、
「心あらたに、前に進んで行こうね!」
と希望を持って、支えていこうと意気込んでいた矢先・・・
退院後1週間、信じたくない展開
久しぶりに会う知人(このブログに度々登場する霊能者)とお茶してる時に、母から電話が・・・。
「お父さん、また入院したからね。」
え?なんで?
血の気が引いていって、胸がズキンとするのがわかりました。
退院してすぐ、なんとなく調子が悪く、食欲もなかったそう。
それでも、術後でまだ体が慣れてないくらいに思ったようです。
そして最終的に、救急でまた病院に搬送。
不調を感じながらも、朦朧として気力もなく、限界まで我慢してしまったみたい。
搬送されたところ、大腸がんの手術後によくある腸閉塞(イレウス)になっていました。
通常の治療(管通して癒着を剥がすやつ)で良くなればいいけど、それでも無理なら再度手術が必要。
その言葉に落胆。
手術するから、癒着してイリウスになるのに・・・
それをまた手術するなんて、いたちごっこじゃん・・・・・
それは避けたい!
こうして1ヶ月以上経過・・・
絶食して点滴から栄養補給して、管につながった生活は、1ヶ月以上続きました。
私はできるだけ病院に通って、父を励ます日々。
結局、管による治療では症状が改善せず、再度手術することに・・・
手術は無事に終わり、管を外す方向で、食事が取れるようになるまでのステップを
進めていました。
順調に回復していたある日、処方された漢方薬が父に合わなかったらしく、吐き出してしまいました。
これにより、また振り出しに戻り、退院までの道筋が遠のきました。
長い病院生活に疲れた父本人もがっかり。
仕方のない事だけど。
退院に向けて一歩ずつ確実に進んでいこう!って励まし続けていたのに・・・
またしても、トンデモないことが起きてしまいました。
ここまででも、だいぶ試練だと思うけど、さらなる試練が待ち構えていたんです。